注文住宅を建てるときに行う地鎮祭は何をするのか

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注文住宅を建てるとき、着工の前に「地鎮祭」を行うことが一般的です。

土地の四隅に立てられた青竹を注連縄(しめなわ)で結んだ中に、祭壇があり、お供え物があって───というような光景を、一度くらい見たことがあるのではないでしょうか。

しかし、施主として地鎮祭に実際に立ち会うのはほとんどの方が初めてのはずです。特別な準備が必要なものではありませんが、何のために行うのか、いつ行うのか、何をするのか、費用はいくらかかるのか、などの全体像を把握しておけば安心して当日を迎えられるでしょう。

この記事で、基本を確認してみてください。

地鎮祭とは

何のために行う儀式であるか、くらいは知っておきたいところです。

地鎮祭とは、字からも分かるように、その土地の神様である氏神様に挨拶をして鎮め、土地をつかうことのお許しを得て、工事の無事とその後の生活の安泰を祈願する儀式です。

一般的には神式、つまり神道の作法で行うことが多いようですが、儀式をする地域や、施主の信仰によってその内容は異なります。仏式や、キリスト教式のものもあり、宗教上の理由や日程の都合などにより、地鎮祭を行わないというケースもあります。

この記事では、最も一般的な神式の儀式について解説します。

地鎮祭はいつ行うべきか

まず、タイミングとしては「基礎工事前」です。つまり、土地が更地になった状態から、どんな工事にも先立って地鎮祭をすることになります。そこから着工までの期間に特に決まりはなく、段取りがスムーズな場合、翌日から工事が始まることもあります。

儀式を行うお日柄として多くの方がよく気にするのが大安、仏滅などの「六曜」ですが、これは神式の地鎮祭のルーツとは直接の関係がないと言われているため、気にする必要ありません。とはいえ、仏滅では気分が良くないということで、大安を選ぶことが多いようです。

他にお日柄を示すものに「十二直(じゅうにちょく)」と呼ばれるものがあるほか、「三隣亡」は避けるべき、「土用」は避けるべきなど、調べ始めるとものすごい数の項目を気にしなくてはならなくなってしまいます。

絶対的な正解はない部分なので、ご自身が知っている範囲で、気持ちの良い日を選べば問題ありません。

地鎮祭当日の全体的な流れ

儀式として、定められた手順があります。

神主さんがしっかりとリードしてくれますし、練習が必要なこともありませんから心配はいりませんが、知っておけば余計な緊張をせずに済むでしょう。地域差などにより多少の差はあることがありますが、だいたい次のとおりに進みます。全体で、30分~60分程度です。

手水(ちょうず)

神事を行う場である、テントなどで設けた会場に入る前に、手を洗って心身を浄めます。手水桶と、手拭紙が用意されます。

開式の辞(かいしきのじ)

地鎮祭を始めることが宣言される挨拶が述べられます。

修跋の儀(しゅばつのぎ)

神主さんがオオヌサを持って左右に振り、参列者やお供え物を清めます

降神の儀(こうしんのぎ)

神主さんが「警蹕(けいひつ)」という声を出し、「神籬(ひもろぎ)」という祭壇に氏神様を迎えます。

献饌(けんせん)

「饌(せん)という」お供えもの、ここではお神酒と水の容器の蓋を開けて、神様に献上します。盛砂に、お神酒をかけることもあります。

祝詞奏上(のりとそうじょう)

施主と施工業者の名前を含めて、土地に建物を建てる工事を行うことを神様に告げる「祝詞(のりと)」を読み上げます。

四方祓(しほうはらい)

神主さんが、土地の四隅をそれぞれお祓いして清めます。半紙を細かく切ったキリヌサと、お米を撒くことから「切麻散米(きりぬささんまい)」と言うこともあります。

地鎮の儀(じちんのぎ)

家をつくるのに必要な、土地から雑草を刈り取り、土を掘り起こし、土地を均して土台をつくるという作業を表すために、盛砂に白木でつくった鎌(かま)、鍬(くわ)、鋤(すき)を入れます。施主はここで鍬入れといって、盛砂に鍬を三度入れる動作を行うよう指示されることがあります。

玉串奉奠(たまぐしほうてん)

玉串という「榊(さかき)」という神事に使う木に「紙垂(しで)」付けたものを神前に奉り、拝礼します。

撤饌(てっせん)

お神酒や水に蓋をして、饌(せん)=お供え物を下げます。

昇神の儀(しょうしんのぎ)

神主さんの発声で、降神で神籬(ひもろぎ)に迎えた氏神様に、もとの御座所に戻っていただきます。

閉式の辞(へいしきのじ)

地鎮祭が終わったことを宣言します。

神酒拝戴(おみきはいたい)

お供え物のお酒=お神酒を土器の杯に注ぎ、神主さんの合図で乾杯していただきます。

直会(なおらい)

これは地鎮祭の後に行うものです。お供え物を食事としていただきます。

場所を移動して宴会をしたり、参列者や神主さん、近所の人へお弁当やお餅などを配って食べることもあります。

地鎮祭の費用の相場

だいたい、3万円~5万円が相場のようです。これを「玉串料」や「初穂料」、「御礼」などとして、熨斗(のし)を付けて納めます。

場合によってはこの他に、資材のレンタル料や設営料、お供えの物の代金、直会(なおらい)のお弁当代などが別にかかるケースもあるようですので、事前にどこまで負担するのかを確認しておきましょう。

手配は、施工会社が進めてくれることが一般的です。

まとめ

ここまで分かれば、当日も安心して迎えられることでしょう。

手順や費用については、地域差や宗教差があるものが多いので、事前の確認が欠かせないことは覚えておきましょう。

当日は、ほとんどが手馴れている施工会社や神主さんによるリードでスムーズに進むので、特に心配することはありません。儀式は気持ちが大きな意味を占めます。しっかりと理解して、気持ちの良い祈祷を行いましょう。

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